その首こり・肩こり、実は“腕や指の硬さ”が原因かもしれません｜整体的な視点から解説

首や肩ばかり揉んでいませんか？原因は“腕や指”にあるかもしれません

「肩を揉んでもすぐに戻ってしまう…」
「首のストレッチをしても、コリが抜けない…」

そんな慢性的な首こり・肩こりの原因、実は“腕や指の硬さ”にあることが多いのです。

パソコンやスマホを長時間使う現代では、手・指・腕を酷使する機会が非常に多く、
その緊張が“筋膜や神経”を通して首や肩に影響を及ぼしているケースがよくあります。

首や肩と、腕・手指は筋膜でつながっている

人体には「筋膜」と呼ばれるボディスーツのような膜が全身に張り巡らされています。

• 手指の筋肉 → 前腕 → 上腕 → 肩 → 首
  といったように、手から首までは1枚の筋膜で連結しているのです。

つまり、手や腕が硬くなると、その引っ張りは肩や首の筋肉を常に緊張状態にしてしまいます。

なぜ腕や指が硬くなるのか？

特に以下のような生活習慣の方は、腕・手指が慢性的に硬くなりやすいです。

• パソコン作業（マウスやキーボード操作）
• スマホを長時間操作する
• 手先の細かい作業をしている
• 力仕事や介護などで手を酷使している

このような状態が続くと、前腕や手指の筋肉・腱がこわばり、
それが上腕・肩・首へと影響していくのです。

手や腕の硬さによって起こる首肩の症状

 肩の上がりが悪い
 首の動きが制限されている
 肩の内巻き（巻き肩）
 肩甲骨が動きにくい
 後頭部〜首の根元がいつも重だるい

これらは腕や手指の硬さが原因となっていることが非常に多いです。

特に前腕の筋肉が固まっていると、
肩の筋肉「三角筋」や「僧帽筋」に負荷がかかり、常に力が抜けない状態になります。

整体でできる“本当の原因”へのアプローチ

当院では、首こり・肩こりの原因が腕や手指の緊張からきていると判断した場合、
次のような整体施術を行います。

● 前腕・手指の筋膜リリース

→ 指や前腕の緊張を和らげ、首・肩にかかる張力を軽減します。

● 肘・手首の関節調整

→ 手首の可動域や関節の動きを整えることで、手〜肩の連動性を回復。

● 肩甲骨と腕の連動性を改善

→ 硬くなった腕の筋肉をゆるめながら、肩甲骨の動きを引き出します。

● デスクワーク姿勢の指導

→ 腕や手の使い方を見直すことで、再発しにくい身体づくりへ。

あなたの首・肩のコリ、こんなサインがあれば“腕や手”が原因かも

• パソコンやスマホをよく使う
• 朝起きると肩や首がガチガチ
• マッサージをしてもすぐ戻る
• 肩よりも腕が重だるい
• 手首や指が動かしづらい

これらのサインに心当たりがある方は、
「首や肩」だけでなく「腕・手」へのアプローチが必要です。

まとめ｜本当の原因にアプローチすれば、首・肩は自然と軽くなる

慢性的な首こり・肩こりは、痛みのある場所をいくらほぐしても根本解決になりません。

「コリの原因は、離れた場所にある」
これは、筋膜や神経の連動を考える上で非常に重要な考え方です。

特に現代人の生活では、手・腕の疲労が蓄積しやすい環境にあります。

首や肩に悩まされている方は、ぜひ「腕や指」の状態にも目を向けてみてください。
そこに、あなたのコリを根本から解消するヒントが隠れているかもしれません。