腸の疲れが腰痛や足の不調の原因に？｜セロトニンとの深い関係とは

腸の疲れが腰痛や足の不調を引き起こす？

「ずっと座っていると腰が重くなる」
「下半身がだるい、むくみやすい」
「整形外科では異常がないと言われたけど、腰や脚が痛い」

このような症状、実は“腸の疲れ”が関係しているケースが少なくありません。

腸は、消化・吸収を行うだけでなく、
自律神経・筋肉・ホルモンなどとも深く関わっている臓器です。

腸の位置と、腰・下半身への影響

腸（特に小腸・大腸）は、腰の骨（腰椎）や骨盤の内側に広がっており、
すぐ近くを坐骨神経や腰神経が通っています。

腸が疲労して動きが悪くなると、

 周囲の筋肉や筋膜が硬くなる
 腰椎の可動域が制限される
 神経や血管を圧迫する

といった状態が起こり、腰痛や下半身のだるさ・痛みの原因になるのです。

腸が疲れると、なぜ筋肉もこわばるのか？

腸は、自律神経のうち「副交感神経」と密接な関係があります。
腸が疲労すると、副交感神経の働きが低下し、体は“常に緊張モード”に。

すると…

• 腰や股関節周囲の筋肉が硬くなる
• 下半身の血流が悪化する
• 神経が過敏になり、痛みを感じやすくなる

特に座りっぱなしの生活や、暴飲暴食、冷え、ストレスなどは腸の大敵。
その結果、“筋肉にアプローチしても改善しない腰痛”が続くこともあるのです。

腸と「心の安定ホルモン」セロトニンの関係

セロトニンとは、気分を安定させたり、睡眠や痛みの抑制にも関与するホルモンです。
実はこのセロトニンの約90%は腸で作られていることが分かっています。

つまり腸が疲れて働きが悪くなると、

• 気分が落ち込みやすい
• 痛みに敏感になる
• 睡眠の質が悪化する

といった“心と体の不調”が連鎖的に起こるのです。

「体が重くて、気分も沈む…」という方は、
腸の状態が影響している可能性が高いです。

整体でできる「腸へのアプローチ」

当院では、腸の疲労が腰や足の症状に関係していると考えられる方に、
以下のような施術を行っています。

● 腸への内臓調整

腹部の緊張を和らげ、腸の動きと血流を改善します。

● 腰椎・骨盤のゆがみ調整

腸の動きを邪魔している骨格のズレを整えます。

● 呼吸の調整（横隔膜・肋骨の調整）

腸の動きを促す横隔膜や、緊張しやすいお腹周りの筋肉の動きをスムーズに。

● 生活指導（食事・水分・ストレスケア）

食べすぎ・冷たい飲み物・糖質過多・不規則な生活など、腸に負担をかける生活を見直すサポートも。

こんな症状がある方は「腸の疲れ」に注目！

• 病院では異常がない腰痛や下半身の不調
• 下腹部が張りやすい・便秘や下痢が多い
• 朝起きるとだるい・気分が沈みがち
• 腰や脚のストレッチをしても改善しない
• 睡眠が浅く、回復しにくい

これらはすべて「腸からのサイン」かもしれません。

まとめ　“腸”から見直す新しい整体の視点

「腰が痛い＝腰を揉む」
「足がだるい＝ストレッチをする」

それだけでは改善しない症状には、腸の疲れが関係していることが多いのです。

腸を整えることで、体の回復力は驚くほど上がり、
痛みや不調、心の状態まで自然と整っていきます。

整体は“筋肉”だけを見る時代から、“内臓と神経”を見る時代へ。

不調の本当の原因を探したい方は、ぜひ一度ご相談ください。