「股関節の痛みは内臓が原因かも？」見逃されがちな内臓と股関節の意外な関係とは？

その股関節の痛み、内臓が原因かもしれません

「歩くと股関節が痛む」
「足の付け根が詰まる感じがする」
「病院では異常なしと言われたけど痛い…」

このような症状でお悩みの方、
実はその股関節の痛み、内臓の疲労や機能低下が影響している可能性があります。

筋肉や骨の問題と思われがちな股関節の痛みですが、
内臓と深くつながっていることはあまり知られていません。

整体では、こうした「内臓ー体性反射」の関係に着目し、
体の内側からアプローチしていきます。

内臓と股関節のつながり｜「体性反射」とは？

体の内臓に不調があると、それに対応する筋肉や関節に影響が出ることがあります。
この反応を「内臓-体性反射（ないぞう-たいせいはんしゃ）」と呼びます。

内臓の不調 → 神経系を通じて筋肉の緊張や可動制限が起こる

これが、内臓と筋骨格系の「見えないつながり」です。

股関節まわりにも、以下のような内臓との関連が見られます。

股関節と関係の深い内臓

1. 腸（特に大腸・小腸）

• 下腹部の張り・便秘・過敏性腸症候群がある人は、腸の疲労が股関節の可動域に影響。
• 腸が硬くなると、その周囲の筋膜が緊張し、足の付け根が引っ張られるように感じることがあります。

2. 腎臓・膀胱

• 腎臓は背中の深い位置にありますが、股関節や腰椎の可動性に影響します。
• 腎臓が疲れていると、骨盤まわりの筋肉が硬くなり、股関節の柔軟性が低下します。

3. 子宮・卵巣（女性の場合）

• 婦人科系の不調（生理痛、不妊、PMSなど）で骨盤内の循環が悪くなると、股関節の動きも制限されやすくなります。

4. 肝臓

• 肝臓が疲労していると、右側の股関節が動かしにくくなるケースがあります。
• 肝臓は姿勢保持にも関係しているため、全身のバランスに影響を及ぼします。

こんな症状がある方は「内臓の関与」を疑いましょう

• 足の付け根の動きが左右で違う
• 股関節のストレッチをしても改善しない
• 生理周期や便通に波がある
• 冷え・むくみがある
• 食後や疲れていると痛みが強くなる

これらは、筋肉や骨格以外の問題が関与しているサインです。

整体でできる内臓へのアプローチ

整体では、以下のような方法で内臓と股関節のつながりにアプローチします。

● 内臓調整

内臓への手技で、腸・肝臓・腎臓などの緊張を緩めたり、内臓の位置調整を行うことで、股関節の可動域を広げていきます。

● 骨盤・腰椎の調整

骨盤が歪んでいると、内臓の位置もずれてしまうため、骨盤・背骨のアライメントを整えます。

● 呼吸調整・自律神経バランスの改善

深い呼吸ができるようにすると、内臓の血流も改善し、自然と筋肉の緊張も和らぎます。

自宅でできる内臓と股関節のケア

• 白湯や常温の水をこまめに飲む
• お腹のマッサージ（時計回りに軽く撫でる）
• 膝を立てて仰向けに寝るポーズ（腸腰筋のリリース）

内臓を労わることで、股関節の痛みも和らぐことがあるのです。

まとめ｜「関節だけの問題」とは限らない

股関節の痛みは、「関節の摩耗」や「筋肉の硬さ」だけでなく、
内臓の状態や機能低下が深く関わっていることがあります。

「どこに行っても改善しなかった」
「原因不明の股関節の不調に悩んでいる」

そんな方には、ぜひ一度、内臓から体を整える整体を体験していただきたいと思います。
体の内側からアプローチすることで、本来の動きや軽さを取り戻すきっかけになるかもしれません。