【膝の痛みの本当の原因とは？】癒着による動きの制限と整体での根本改善法

膝の痛みは関節の問題だけじゃない？“癒着”による動きの制限に注目

「膝が痛い」と聞くと、多くの方は「軟骨がすり減っているのでは？」とか「変形性膝関節症かも…」と考えるかもしれません。
しかし、レントゲンやMRIで異常がないのに、膝が痛くて動かしにくい…というケースは実は多いのです。

その原因の一つが、“筋膜や組織の癒着”です。

癒着とは？膝の動きにどう関係するのか

癒着とは、筋肉や筋膜、皮膚、関節包などの組織同士が本来の滑走性を失って“くっついてしまう状態”です。

通常、膝周りの筋肉・皮膚・筋膜は滑らかに動き、お互いに独立して機能しています。
ところが、過去のケガ、炎症、長年の負担などで癒着が起こると、動くはずの組織が一緒に引っ張られたり、動きが制限されたりしてしまいます。

その結果、以下のような不調が生じます：

• 立ち上がりや階段で膝が痛む
• 膝を深く曲げられない
• 動き始めに膝がつっぱる・引っかかる
• 運動後に腫れや熱感が出る

なぜ癒着が起こるのか？｜膝の負担と回復不全

膝は日常生活で非常に酷使される関節です。
特に以下のような状況で、癒着が起こりやすくなります：

• 過去に膝の打撲や靭帯損傷を経験している
• 長時間の正座や膝立ちが多い生活
• 膝周辺の筋肉（大腿四頭筋・ハムストリング・腓腹筋など）の慢性的な硬さ
• 加齢による血流・代謝の低下

一度癒着が起こると、身体はその部分をかばって動かそうとするため、さらに他の部位にも負担が波及します。
結果として、膝だけでなく股関節や足首、腰にまで痛みが出てくることも少なくありません。

整体で癒着を改善するアプローチとは？

当院では、膝の痛みに対してただ膝だけを施術するのではなく、癒着の発生源とその周辺の動きを広く観察しながら施術を行います。

具体的には：

• 筋膜や皮膚組織のリリース：膝周囲の癒着を手技で剥がす
• 皮膚の可動性調整：皮膚と筋肉の間の滑走性を回復
• 関節モビリゼーション：関節包の癒着を緩める
• 動作連動調整：股関節や足関節との協調性を改善

特に多いのが、「膝が伸びきらない」状態を改善することで、階段や立ち座りの痛みが大幅に減少するケースです。

膝が伸び切らない状態で生活をしていると、筋肉に負荷がかかり続けるため、症状が長引いてしまいます。

膝の痛み＝関節の問題と思い込まないで

レントゲンで「異常なし」と言われた膝痛が、癒着を改善することで劇的に良くなったケースは多数あります。

• 病院では湿布と安静しか指示されなかった
• 加齢のせいと言われて諦めていた
• 膝をかばっていたら、反対側の膝や腰まで痛くなってきた

こういった方々が、整体で「実は原因は別のところにあった」ことに気づき、痛みから解放されています。

癒着による膝の痛みが疑われるチェックリスト

以下に当てはまる方は、癒着による可動制限が関係している可能性があります。

• 膝の内側や裏側がつっぱる感覚がある
• 屈伸時に皮膚や筋肉が引っ張られる感じがする
• 以前より膝を曲げるのが怖い・重たい
• 立ち上がる時に時間がかかる
• マッサージや電気治療では改善しなかった

まとめ｜膝の痛みは“癒着”にアプローチすることで変わる

膝の痛みの原因は、必ずしも関節や軟骨だけではありません。
“癒着”という視点からアプローチすることで、手術や薬に頼らず症状が改善するケースが多くあります。

当院では、膝の痛みの本当の原因を見極め、全身のバランスと動きの質を整えることで、「また自由に動ける身体」を目指します。

「膝の痛みが当たり前になっている」
「治療してもなかなか良くならない」

そんな方は、ぜひ一度、癒着へのアプローチを試してみてください。