筋肉は揉まなくても緩む？その理由と本当に必要なケアとは

「肩がこるからマッサージに行こう」「腰が張ってるからとにかく揉んでもらいたい」
このように、筋肉の硬さやコリを感じたとき、多くの方が“とにかく揉む”という選択をされるかもしれません。
しかし実は、筋肉というのは“揉まなくても”緩んでいくものだということをご存じでしょうか？

本当に大切なのは、その筋肉を硬くしてしまっている“根本原因”にアプローチすること。
今回は、筋肉の硬さの本当の理由と、持続的に体をラクにしていくために必要なケアについてお伝えします。

筋肉はなぜ硬くなるのか？

筋肉が硬くなるのは、単に使いすぎや疲労の蓄積だけではありません。
むしろ、多くのケースでは体の歪みや姿勢の崩れによって、筋肉に偏った負担がかかり続けることで硬くなっています。

たとえば、猫背の姿勢になると、背中の筋肉は常に引っ張られる状態になり、肩や首も緊張しっぱなしになります。
その状態が続くことで筋肉は酸欠状態になり、硬くこわばっていくのです。

ここで重要なのは、筋肉そのものをいくら揉んでも、姿勢の歪みが変わらなければ、またすぐに元に戻ってしまうということ。
つまり、筋肉の硬さの根本的な原因は“姿勢の崩れ＝体の歪み”にあるのです。

さらに深い原因…それは「内臓疲労」

では、その姿勢の歪みはなぜ起こるのでしょうか？
実は、内臓の疲労が深く関係しています。

内臓は私たちの姿勢を内側から支えてくれている存在です。
しかし、ストレスや暴飲暴食、寝不足、不規則な生活などで内臓が疲れてくると、体はその内臓を守ろうとして無意識にかばうような姿勢を取るようになります。

たとえば、胃が疲れていると前かがみになり、肝臓が硬くなると右肩が下がりやすくなる…など、内臓の状態が体の形（姿勢）に影響を与えるのです。

このようにして起きた姿勢の歪みが、さらに筋肉に負担をかけ、結果的に慢性的なコリや張りとして現れてくるわけです。

つまり、筋肉のコリや痛みというのは、「体の奥で内臓が疲れているサイン」でもあるのです。

マッサージでは解決できない理由

もちろん、マッサージで一時的に筋肉が緩み、血流がよくなって楽になることもあります。
しかし、筋肉を硬くしている“原因”である姿勢や内臓の疲れにアプローチしなければ、数日後にはまた元通り…という状態を繰り返してしまいます。

実際に、「毎週マッサージに通っているけど、すぐ戻る」という声を多く聞きます。
それは、表面的な対処になってしまっているからです。

根本から変えるには、体の歪みを整え、内臓の働きを回復させることが必要です。

本当に必要なのは「体を正しく整えること」

当院では、ただ筋肉をほぐすだけでなく、骨格・筋肉・内臓・神経のバランスを総合的に調整します。
内臓の動きや位置を整えることで、自然と姿勢が変わり、筋肉への負担が減り、無理に揉まなくても筋肉がゆるんでいく状態をつくることができます。

人間の体は、本来“回復する力”を持っています。
その力を引き出してあげれば、つらい肩こりや腰の張りも、過剰に揉まなくてもラクになっていきます。

まとめ：原因にアプローチしてこそ、本当の改善へ

肩こりや腰の張りを「その場しのぎ」で終わらせるのか、
「根本から変えていく」のか。

選ぶのはあなた自身です。
もし、マッサージで改善しきれない不調にお悩みなら、ぜひ一度“筋肉を揉まずにゆるめる”当院の考え方を体験してみてください。
きっと、今までとは違う感覚を実感できるはずです。