【ヘバーデン結節の原因は血流と水分不足？】整体での改善アプローチとセルフケア法も解説

ヘバーデン結節はなぜ起こる？意外と知られていない「血流」と「水分」の関係

40代以降の女性に多く見られる、指の第一関節の変形と痛み。
これが「ヘバーデン結節」です。
指先が腫れたり、関節がゴツゴツしてきたり、ひどいときには強い痛みで家事や仕事に支障が出ることもあります。

多くの場合、病院では「加齢による変形」と診断され、

• 経過観察
• 痛み止め
• 湿布や装具

などの保存療法が行われますが、根本的な改善には至らないことも少なくありません。

そこで注目したいのが、「血流」と「体内の水分バランス」です。

ヘバーデン結節とは？どんな状態なのか

ヘバーデン結節は、指の第一関節（DIP関節）に骨の変形と痛みが出る症状で、以下のような特徴があります：

• 指先の関節が腫れてゴツゴツする
• 押すと痛い、動かすとズキズキする
• 朝起きた時に特に痛い
• 指が曲がりにくくなる
• 女性に多く、左右対称に出ることが多い

原因は明確にはわかっていないものの、「関節の老化」「ホルモンバランスの乱れ」「関節の使いすぎ」などが一般的に言われています。

しかし整体では、「血流の悪化」と「水分不足」が深く関係していると考えています。

血流が悪くなると、関節に何が起こるのか？

血液は、関節や筋肉に酸素や栄養を届ける“命綱”のようなもの。
血流が悪くなると以下のような影響が出ます：

• 組織の修復が進まない
• 関節の潤滑液の分泌が減る
• 老廃物の排出が遅れ、炎症が慢性化
• 筋肉や腱が硬くなることでさらに血流悪化

特に指先は心臓から遠いため、血流が滞りやすい部位です。
その結果、第一関節の代謝が落ち、変形や痛みが出やすくなってしまうのです。

水分不足も大きな影響を与える

私たちの体の60％は水分でできています。
特に関節内部には「関節液」と呼ばれる潤滑液があり、スムーズな動きとクッションの役割を果たしています。

しかし水分が不足すると：

• 関節液が減り、摩擦が増える
• 軟骨が乾いてもろくなる
• 組織の柔軟性が低下し、炎症が起こりやすくなる

つまり、「血流×水分不足」が重なることで、ヘバーデン結節のリスクは高まり、痛みも悪化していくのです。

整体での改善アプローチ｜血流と循環を促す施術

当院では、ヘバーデン結節の症状に対して以下のようなアプローチを行います：

1. 上肢全体の血流改善

指先だけでなく、腕・肩・背中の筋緊張を解消することで血流を促します。

2. 自律神経の調整

血管の収縮・拡張は自律神経が司っているため、自律神経バランスを整える手技も取り入れます。

3. 末端冷え・循環不良へのアプローチ

血流の滞りは冷えとも密接に関係しているため、冷え体質の改善にも取り組みます。

4. 内臓調整による水分代謝のサポート

体液循環を良くし、老廃物の流れを整える施術も行います。

これにより、「痛みがやわらいだ」「朝のこわばりがなくなった」「曲げやすくなった」などの変化が見られる方が多くいます。

ご自宅でできる簡単セルフケア

・水分をこまめに摂る

1日の基礎代謝に必要な水分量は体重×30mlです。例えば、体重50ｋｇの人であれば1.5ℓ、60ｋｇの人であれば1.8ℓになります。

特に朝起きてすぐの一杯が効果的。

上記の水分量が摂れていない人はまず、水分を増やすことから始めましょう。

ただし、冷たい水は内臓を冷やし、血流低下に繋がりますので、お白湯または常温で飲むようにしましょう。

お酒やコーヒーなど利尿作用があるものは、逆に水分を出してしまうので、飲みすぎに注意し、なるべく水で摂るようにしましょう。

・手指の温冷浴

洗面器にお湯と水を用意し、交互に手を浸けることで血流促進＆自律神経を整える効果。

・指のマッサージとストレッチ

痛みのない範囲で、指を一本ずつゆっくり回す・なでる・さするなどで柔軟性を保ちましょう。

まとめ｜「年齢のせい」と諦める前に

ヘバーデン結節は「加齢のせい」と片付けられがちですが、血流と水分の状態を見直すことで痛みの軽減・進行の予防が可能です。

整体では、薬に頼らずに“体の循環を良くする”ことで自然治癒力を高めることを重視しています。

• 痛みで日常生活がつらい
• 見た目の変形が気になっている
• 将来、指が動かなくなるのではと不安

そんな方こそ、一度ご相談ください。